インフラエンジニアが転職で押さえるべきポイント
クラウド化の進展により、インフラエンジニアの転職市場はオンプレミスだけでなく SRE やプラットフォームエンジニアなど職種が広がっています。リモート環境でも安定稼働を保つために、運用自動化やセキュリティを含む幅広い知識が求められるようになりました。本記事では、インフラエンジニアが転職で差をつけるための準備ポイントをまとめます。
インフラエンジニア求人の市場背景
リモートワークの常態化により、24時間365日を念頭に置いたクラウド基盤の需要が高まっています。特に AWS や GCP、Azure での設計・運用経験を持つインフラエンジニアは、国内外のスタートアップから大手企業まで幅広く求められています。
求人票では IaC(Infrastructure as Code)、監視基盤の構築、自動化パイプラインの運営経験が必須要件として記載されるケースが増加。セキュリティやコスト最適化の知見も評価軸に含まれるため、プロジェクトで実施した改善施策を整理しておきましょう。
選考で評価されるスキルとポートフォリオ
転職 インフラエンジニアの面接では、障害対応の再現性とチーム内での役割が深掘りされます。過去のインシデントを「障害内容」「原因」「対応プロセス」「再発防止」の4点で整理し、どの指標が改善したかを数値で語れるようにしておくと説得力が高まります。
ポートフォリオとしては、Terraform や Ansible を用いた環境構築コード、監視ダッシュボードの設計図、SLO/SLA の策定資料などをまとめると効果的です。GitHub で公開できない場合は、匿名化したダイアグラムや手順書を用意しましょう。
- クラウドアーキテクチャの設計図と採用サービスの理由を説明できるようにする
- 監視設計やアラートチューニングで改善した数値を整理する
- BCP(事業継続計画)やセキュリティ監査に関わった実績をまとめる
リモートで働くインフラエンジニアの働き方
フルリモートのインフラエンジニア求人では、オンコール体制や障害対応のフローが言語化されているかを確認しましょう。タイムゾーンを跨ぐチームの場合、当番制やオートメーションの仕組みが整っていることが重要です。
応募前には、利用する監視ツールやインシデントマネジメントツール(PagerDuty、Opsgenie など)を調べ、過去の経験と照らし合わせて質問を準備します。面接では、リモートでの連携方法や情報共有の工夫を伝えると、信頼感を得やすくなります。